マップ製作講座



コンセプト マップ製作するのに何から手をつければいいのかというのが分かる。
完成すると ちょっとはマップ作りやすくなるかな〜??




マップ1

マップ1


マップ2

マップ2


マップ3

マップ3

マップと言うと何か簡単に作れそうに聞こえるが実際は作るのにとても時間のかかる作業。その上同じマップは使いまわしできるはずもなく行き詰ること請け合い!!それもそのはず。マップとは建物を構成するもの。つまり、2Dのマップで言えば建築の平面図と同じ意味とも取れる。建築の平面図を設計するのは設計事務所の仕事なのだ。建築デザイナーとかその辺もそうだな。3Dなんてそれこそもう大変なんてレベルじゃないだろう。
さて、前置きはこの辺にして早速作る手順を説明したい。
マップの空間構成には複数ある。
「均質区間」「求心的構成」「偏心的構成」「機能的配列」「形式的配列」「規則的連結」「不規則の重合」である。
そして、作り方は2通り。「トップダウン」「ボトムアップ」である。
「トップダウン」とは全体を作ってから部分を作る。ということ。例を挙げると、長方形のマップを作り長方形の中をさらに部屋の個数分に分割するという方法。
「ボトムアップ」とは部分から全体を作っていく方法。例として、中心に正方形を作りその周りに部屋を連結していく方法である。
作りやすさでいうと「トップダウン」の方が作りやすいといえる。
ちなみに建物の外側の形は「四角形」を基本としている。長方形と正方形の外観しかないのではなくて、各部屋が四角形であるということである。外観が三角形であっても中の部屋は四角形で構成されているということ。もっとも、ツクールにおいて三角形の部屋は作るのが難しそうだが。
「均質空間」とは平たく言うと「天井と床だけで構成される何もない無柱空間」だ。マップで作るなら周囲の天井以外何もない部屋といううことになる。階段なども中央に配置されているとなお均質空間が強調されるかもしれない。
「求心的構成」は建物の中心部分に大きな空間を作り機能別に空間を配置する方法(空間単位の分離)。そして配置した空間は左右対称であってはいけない。逆に「偏心的構成」は大空間を中心に配置しないことで均質ななかに偏りを与えている。近代建築では中央を強調する求心的構成は禁忌とされている。古さを強調したいのなら求心的構成にしてさらに完全左右対称にするといいのかもしれない。近代での求心的構成では左右対称に近い配置でも完全には左右対称ではない。
「機能的配列」とは文字通り機能を重視した配列だ。例として長方形のマップに牢屋を作るとして、通路と部屋を作る。部屋の配置は自ずと並んで配置されると思う。「形式的配列」は形を重視する。ボトムアップ方式で作ったマップは形を重視することになるので、配置した部屋は機能より形を構成する一部となる。
「規則的連結」例を挙げて説明すると「口」の字した通路の内側の空間部分を繋げるのに「十」の字で埋めると「田」という形になる。直交座標に乗る垂直・水平に連結させる方法を言う。「不規則の重合」「十」で埋める空間部を「◇」で埋めること。つまり、直交に繋げるのではなく「角」で繋げる方法。

街の作り方について。
「求心的構成」と「偏心的構成」を説明したが街の外観として説明すると、シンボルとなる建物(城など)を中央に配置して建物の直線上になるように道路を作り左右対称になるように作ることでシンボルとなる建物が強調されるような作りになる。例として「十」の字の道路があり交点に「城」を配置する。十字の下を入り口。左右を神殿など。上を封印されたダンジョンの入り口などにして街の周囲を塀で囲むとどうだろう。こういう配置では街並みに威厳とかなんかが出るので大きくて分かりやすい街並みになる。ただし、シンボルとなる建物はインパクトのある建物でなければならない。普通の家では街並みに対して建物の印象が薄くなる。大通りの軸と城の軸が一致している左右対称な配置求心的配置
偏心的構成の街並みはシンボルとなる建物を中央ではなく外れのほう(または中央以外)に配置すること。それにより街並みが広がるような配置になる。大通りの軸と建物の軸を合わせても外してもいいが左右対称とならない配置にすること。

さて、ここまでざっと説明したが多分何のことかチンプンカンプンの方も多いと思う。絵つきで説明すればいいのかも知れないが、何せこれを参考とした書籍は「建築家の構想」を記したもの。建築設計の資料として作成された書籍なので俺なりに理解して説明するとこんな感じだ。何はともあれ、「全体→中心→部分」というマップ製作を基本とするといいかもしれない。大事なのはマップ内部よりも「そのダンジョンがどのような外観をしているのか?」ということだ。マップは内部を作るようになっているので自然とダンジョンの外側がどんな形なのか?を忘れがちになる。







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